新任取締役の経営手帳

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株式投資の対象にならない会社の条件とは?

今までの経験上、投資NGな会社。 

株式投資の対象にならない会社の条件とは?

 

 

 

資本成長のない会社

株主資本は、株価形成で根幹になる重要な項目の一つです。

毎年度、利益がでれば、それが株主資本として積み上がっていき、
株価も、長期的には上昇傾向になりやすいです。

逆に、株主資本を食い尽くすような財務状況ならば、
株価の動きが不安定になりがちです。

  

TD-netを通じて、やたらと任意開示のリリースを行う会社

決算発表などの適時開示は、当然行なわなくてはいけないものです。

それ以外の情報の開示は「任意開示」という扱いで、
あくまで企業側の自主的な「任意」の開示です。

たしかに、開示直後、株価が反応することがあります。

上場している企業の中には、その株価の反応を狙うかのように、
新サービスや新商品の「任意開示」を毎週のように行っている会社もあります。

開示しないよりは、開示した方がいいわけですが、
情報による株価ではなく、業績に基づいた株価の方が、リスクは少ないです。

 

あきらかに割高な株価の会社

利益や株主資本から見て、明らかに割高な株価になっている企業があります。

そんな状態でも、売買の勢いがついて、株価が上昇していて、
まだまだ伸びていきそうな感じもしますが、
いずれ調整が入り、適正な株価に落ち着きます。

 

財務担当者やIR担当者がコロコロ変わる会社

企業不祥事が発覚する前あたりに、
こういう人たちの動きがあったら、要注意でしょう。

 

社長自身がSNSをやっている会社 

社長自らがツイッターやブログで情報発信することは、珍しくありません。

自分の言葉で、自分の考えを伝えることは、とてもよいことだと思います。

しかし、炎上リスクや情報漏えいリスクもあるので、ほどほどに。

そういえば、
ある会社の公式ツイッターが、社長自らが行っているというのを見ました。

 

会社サイトのIRページが豪華な会社

投資家のために、IRページを良くしようという思いは大切なことです。

しかし、今や多くの投資家は、会社サイトから、情報を直接入手するよりも、TD-netや情報サイトから入手することの方が多いので、IRページが豪華でも、その効果はかなり限定的。

それよりも、決算説明資料等に、自社を深堀りした資料を1ページでも多く追加した方が、効果が大きいと思います。

 

 

 

 


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