今回は「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」について見てみます。
- SDGs 目標 7 手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
- 各企業における「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の取り組み事例
- 調べてみて:「事業の環境負荷」での取り組みを挙げる企業が多い
SDGsには17の目標が定められています。
その一つである「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」について見てみます。
SDGs 目標 7 手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
国連の文章によれば、
- 世界人口の13%は、依然として現代的電力を利用できません。
- 30億人が薪、石炭、木炭、または動物の排せつ物を調理や暖房に用いています。
- エネルギーは気候変動を助長する最大の要素であり、全世界の温室効果ガス排出量の約60%を占めています。
- 世帯エネルギーとしての可燃燃料使用による屋内空気汚染により、2012年には430万人が命を失っていますが、女性と女児はその10人に6人を占めています。
- 2015年、最終エネルギー消費に再生可能エネルギーが占める割合は17.5%に達しました。
上記のような課題として、「クリーン燃料とクリーン技術へのアクセスを拡大」「建物や輸 送、産業における最終用途への再生可能エネルギーの統合」といった取り組みが求められています。
各企業における「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の取り組み事例
大日本住友製薬株式会社
- 省エネルギーの取り組み
- 省資源の取り組み
- 太陽光発電システムの導入(大阪府:総合研究所、大阪研究所)
- ハイブリッドカーの営業車両への導入(日本)
東日本電信電話株式会社
- 環境目標2030
- 「低炭素化している未来」を実現するために
- 再生可能エネルギーへの取り組み
- グリーン電力購入
- 業務用車両における取り組み
- 社員教育の実施
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
- サプライチェーンにおける環境負荷の低減
日本製紙株式会社
- 再生可能エネルギーの推進
木質バイオマスを活用した発電を行っているほか、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電事業も推進しています)
アルパイン株式会社
- 環境にやさしい事業所
調べてみて:「事業の環境負荷」での取り組みを挙げる企業が多い
この「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、「エネルギー」分野に関する目標です。
エネルギー関連の企業は、自社の事業がこの目標に即しているということを説明しているケースもあります。そうでない企業は、事業活動における環境負荷の低減、再生可能エネルギーの利用といった取り組みをあげているケースが多いように感じました。
それはそれで素晴らしいことですが、電力の享受をまだできていない人たちに対する支援というのは、20社ぐらい見た中では、ほとんど見かけませんでした。じっくり探せば、行なっている企業はあるかもしれません。
ビジネスモデルを変える必要があるのは発電部門だけではない。送配電も販売部門も、それぞれが新しいサービスを開発して戦う時代が始まっている。
by 勝野 哲