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6日間で勝負するカブ投資 「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」

大ヒットゲームとなった「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」。よく出来ていると思う反面、「やはりゲームだからね」と思う面も。とくに「カブ」投資は。そんな雑文です。

 

6日間で勝負するカブ投資 「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」

 

 

2020年すごもり商品で大ヒットした「あつまれ どうぶつの森」

2020年3月に、任天堂より発売されたゲーム「あつまれ どうぶつの森(略して「あつ森」)」。

ゲームの発売が、外出自粛の期間とちょうど重なり、家で過ごす、すごもり生活での大ヒット商品となったことは、新聞雑誌等で報じられているとおりです。

ゲーム内容をご存じの方も多いと思いますが、簡単に紹介すれば、無人島に移住し、そこでの一緒に暮らす動物達との日々の生活を楽しむというものです。ゲーム内は、日付や時間が、現実世界の時間の流れと一緒に進み、朝・昼・夜が来ます。

また、何かのボスを倒してクリアとか、そういうのとは違うタイプのゲーム内容で、何をしていてもよく、ダラダラとゲーム内の世界を過ごすことができます。

そんな脱力系のゲームです。

 

 

あつ森に存在する「カブ」売買取引

この「あつまれ どうぶつの森」には、「カブ」と呼ばれる、価格変動アイテムの売買を行うことができます。

「カブ」という名のとおり、一般的な株式売買に近いのですが、売買するのは株券ではなく、野菜の「蕪」です。

毎週日曜日の午前中に、行商のキャラから、欲しい数のカブを買い、翌日からそれを売っていきます。

株券を売ったり、買い戻したりできる株式売買と異なり、このカブは一度売ったら終わりです。ですので、必要な量のカブを、日曜日にまとめて仕入れる必要があります。

 

 

あつ森の「カブ価」変動

あつ森のカブの購入価格と売値は、株式と同じように、日々変動していて、例えばこんな感じです。

  • X月3日(日):購入日:107ベル
  • X月4日(月):午前95 / 午後117
  • X月5日(火):午前201 / 午後328
  • X月6日(水):午前163 / 午後130
  • X月7日(木):午前80 / 午後96
  • X月8日(金):午前50 午後66
  • X月9日(土):午前87 / 午後62

購入日である日曜日のカブの購入価格は、週により異なります。

そして、売値は、月曜日から土曜日にかけて、午前と午後で変わります。 

 

 

あつ森の「カブ」は一週間後に腐る

注意したいのが、このカブは腐ります。(ちなみに、あつ森の中には、果物などもありますが、それは腐りません。)

購入したカブは、一週間後の日曜日になると、腐って、価格がほとんどない状態になります。つまり、カブを購入して一週間以内に、売りきらないといけません。

つまり、先週購入したカブを、翌週に持ち越しして売るということができません。

月曜日から土曜日までの6日間が勝負期間となります。

これは、通常の株式売買と異なるポイントの一つです。

 

 

あつ森のカブ価の動きの根拠がない

次に、通常の株式売買と異なるポイントとして、カブ価の根拠。

通常の株式ならば、一株あたりの利益や売買の板情報等のもとに、株価が高い安い/上がる下がるかを判断できます。

しかし、このあつ森のカブは、そういうものが一切なし。

上で紹介したような、購入価格を大きく上回ることもあれば、低迷することもあります。基本的に、その価格の動きはランダムですが、そのカブ価の動きは、数種類ぐらいにパターン化されています。

 

 

あつ森:カブ投資の極意

ここ3ヶ月ほど、あつ森の世界で暮らしてみて、このカブ投資の極意というか、損をしない方法を見つけました。

あつ森のカブ投資において、需要なのが、午前と午後のカブ価チェック。(仕事をしていると、午前の時間帯のチェックが難しい。。。)

そして、今週がどのカブ価変動パターンなのかを予想するのが重要です。パターンは数種類しかなく、過去の動きをメモしておけば、今回はどれかというのが類推しやすくなります。しかし、カブ価変動パターンは、実際の株価のように、だまし的なものもあるので、すぐにわからない場合が多々あります。

 

そこで、以下のようなカブの売却ルールを設けると、損失が最小化されます

  • 購入価格より25%以上高くなった場合(例:90ベルで購入したら112ベル以上)、50%売却。
    ずーと低迷するカブ価パターンもありますが、それ以外は、少なくとも週に1回は、購入価格よりも高くなるタイミングがあります。そのタイミングで現金化すべきなのですが、価格がもっと上る可能性もあり、半分は残しておきます。

  • 購入価格より少し高くなった場合、25%売却。
    少し上回っている段階では、それほど積極的に売る必要もありませんが、ここがその週の最高値ということもあり、1/4ぐらいを現金化しておくと、精神的に安心です。

  • 再び上昇を狙うが、価格が上がらないようならば、土曜日・午後に売り切る。
    土曜日は、購入価格よりも下回ることがほとんどです。それ以外の日で売却したものとの合算で損にならないように、現金化します。


仮に以下のような条件で、試算してみると、 

  • 90ベルで5,000カブ購入:450,000ベル
  • 売り(1): 112ベルで2,500カブ売却:280,000ベル
  • 売り(2): 100ベルで1,250カブ売却:125,000ベル
  • 売り(3):最終日に60ベルで残り1,250カブ売却:75,000ベル
  • 投資額480,000ベル / 売却額450,000ベル → 利益率6.7%

 というような感じになります。

大きく儲けるは出来ませんが、大きな損にもなりません。

しかし、これぐらいの利益だったら、カブよりも、お金のなる木の方が、利益率が高いような。。。

 

 

たまに300-500ベルのフィーバー到来

ごくたまに、購入価格の3-4倍、300-500ベルぐらいのカブ価になる週があります。

こういうときは、そのタイミングで売却してしまった方が投資収益がよいです。

あつ森のカブ投資を続ける理由は、こういうタイミングがたまに来るからにあると思います。(あるいは、ネット等で案内がある、300-500ベルとなっている他の島に行く、ということも可能です)

 

たかがゲームですが、ゲーム内で日々やることが決まっていたり、ミッション的なものが指示されたりして、「現実世界も、こんなものだよな」と思いつつ、ゲームを楽しんでいます。

 

 

 

 


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