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<iDeCo>の運用状況チェックしていますか? 運用4年で収益率20%

<iDeCo>の運用を失敗しないためには、どうする?

 

<iDeCo>の運用状況チェックしていますか? 運用4年で収益率20%

 

皆さんは、<iDeCo>始めていますか?

私は、4年ぐらい前から始めていて、2021-2022年は、<iDeCo>の収益率が20%ぐらいに伸びました。<iDeCo>で投資している、いくつかの運用商品は、収益率が50%ぐらいまで行き、コロナ禍での国の財政出動のおかげで、金融市場にお金が流入していることを実感できる現象です。

 

<iDeCo>の運用状況チェックしていますか? 運用4年で収益率20%
2022年5月現在、損益率は16.6%

 

ところが、そのコロナでの財政出動も、そろそろ引き上げ時で、マーケットへの影響も、株安などの形で現れ始めようとしているようにも感じています。当然、<iDeCo>への影響として、収益率が悪化する可能性が十分にあります。

せっかく貯めた<iDeCo>の運用資産、なるべく減らしたくないですよね。

ここでは、<iDeCo>運用のポイントをお伝えしようと思います。

 

<iDeCo>とは

「自分の年金は自分で運用する」という確定拠出年金。
2001年10月から、アメリカの401kをベースに、日本でも始まった制度です。

制度始まった当初は、限られた人しか加入できませんでしたが、
加入対象者の範囲が広がり、最近では<iDeCo>の名称で一般的となりました。
最近の統計では、200万人が<iDeCo>を利用しているとか。かなり増えてました。

 

継続的な積立で長期運用が基本。ただし、ほったらかしはNG

<iDeCo>は、継続的な積立で長期運用がベースとなります。

デイトレードのように、日々売ったり買ったりということは行う必要はありませんが、ほったらかしはNGで、定期的にチェックすることが大切です。

そのためには、以下のようなアクションが大切です。

 

ポイント1:利益確定させる

定期チェックの際、利益が出ているものは、利益確定を行うことが大切です。
とくに、高益率の商品の一部は利益確定します。たとえば、25%以上の収益率のものは、利益確定した方がよいでしょう。

なお、<iDeCo>には、<売り>というアクションが見えにくいのですが、<スイッチング>という処理を行うことで実現できます。たとえば、<売り>は、現金相当商品への<スイッチング>で、この利益確定を行うことができます。<買い>の場合は、その逆で現金相当商品から他商品への<スイッチング>です。

 

<iDeCo>の運用状況チェックしていますか? 運用4年で収益率20%
<iDeCo>内のうち半分は現金に

 

ポイント2:<iDeCo>内に現金相当をプールする

現在、私の<iDeCo>内の資産は、現金として半分以上を保有しています。

その原資の多くは、ポイント1で述べた利益確定させたものです。

その現金は、マーケットが急落のときに、追加購入用にプールしています。今のマーケットの高さを考えると、近いうちマーケットの調整時期に入ると見ていて、利益確定と同時に、現金として保有しておくことが大切だと思います。

 

ポイント3:マーケット急落の際には<iDeCo>運用商品を追加購入

<iDeCo>の運用商品の対象となる株などは、常に株価の変動があり、たまにマーケットの急落というものが発生します。そのタイミングで、保有資産を追加購入すると、通常よりも安く入手することができ、マーケットが回復した際に運用収益を増やすことができます。

ただし、<iDeCo>の特性として、マーケット急落のときに、<iDeCo>外から現金を臨時拠出を行うことができません。

そのため、<iDeCo>の中で、現金相当のものをプールしておく必要があります。

 

ポイント4:年に1回はリバランスを行う

<iDeCo>では、複数の運用商品に投資することが一般的です。(なお、必ずしも複数である必要はなく、一つの商品だけへの投資でも可能です。)

たとえば、4つの運用商品に毎月25%ずつ等分での拠出金を投資していても、ある期間置いておくと、気がついたら、等分の運用資産となっていないことがあります。それぞれの運用商品は収益率がバラバラだからです。

そんなとき、当初の運用比率に揃える<リバランス>を行うといいです。

こんな感じです。

 

株式型:39%

債券型:31%

REIT型:35%

  ↓<リバランス>

株式型:30%

債券型:30%

REIT型:30%

 

なお、配分は、上の例のような等分にする必要はなく、ご自身の好きな配分で構いません。

 

<リバランス>の方法としては、

  • 運用商品を売却する
  • プールしている現金で追加購入する

どちらでもいいでしょう。
マーケット水準が高いと思われるならば前者、低いと思うならば後者で行うのがオススメです。

このように、ときどきは運用状況を確認して、運用資産をメンテナンスをすることが重要です。しっかり運用して、未来の自分の年金を作り上げましょう!

 

今後の投資方針

前述しています通り、これからしばらくは現金比率多めがいいかもと思います。

2020-2021年は、コロナ禍による財政出動で、マーケットに潤いがありました。

今後は、その反動で、国が財政出動したものを回収していくため、マーケットは調整期に入り、下落傾向になる可能性が大いにあります。

当然、<iDeCo>運用商品の基準価格が安くなっていくことがあるので、その際には大きく買い増したいです。

今のところ、そういうときに備えて、<iDeCo>資産の半分が現金となっています。

 

 

 


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