2022年4月の東証の市場再編の結果、日本銀行は東証●●部に上場となりました。
2022年4月、東京証券取引所で新市場に再編されました。
それに関連して、以前こんな記事を書いたことがあります。
意外と知られていませんが、日本の中央銀行である「日本銀行」は、株式を東証に上場されていて、他の上場企業同様に、株式を買うと、日本銀行の株主になることができます。(実際には、出資証券なので、一般的の株主のような権利がなかったりします)
再編前は、日本銀行はジャスダック市場に上場していました。
今回の東証再編で、従来の「一部」「二部」といった市場は、
「プライム」「スタンダード」「グロース」の3つに変わりました。
上の記事で書いていて、
「東証一部」に相当する「プライム」には、
「流通株式比率」の基準値があり、業績等の条件がよくても、
大株主の持株比率が多い会社の場合、「スタンダード」になってしまう可能性があります。
日本銀行の場合、法律により株式の55%を日本政府が保有しています。
また、出来高も少ないので、流動比率もかなり低いです。
こんな状態で、日本銀行は、東証再編でどこに所属するのか、
そんな点を、上記事で検証しました。
そして、結果がどうなったのか、見てみたいと思います。
東証のWebサイトで企業情報を見てみます。
東証プライム企業の場合、こんな感じで所属部が表示されます。
同様に、スタンダード企業、グロース企業の場合は、こんな感じです。
「所属部」の欄に、「プライム」「スタンダード」「グロース」と表示されます。
そして、「日本銀行」を見てみますと、こんな感じでした。
所属部が「 」!
「プライム」「スタンダード」「グロース」のどこにも属していません。
東証に上場しているREITやETFなども、
所属部が「 」といった表示になるようで、
株式ではない、出資証券の場合、このような表示になってしまうんでしょうかね。
しかし、wikiによれば、
東京証券取引所のJASDAQ(JASDAQスタンダード)市場に上場していたが、市場再編に伴い、2022年4月4日からプライム市場に上場している。
ということなんですが。。。。
どういうことでしょう?