「NURO光」って、けっきょくどうなんでしょう。
家のインターネット回線を変更する必要があり、「NURO光」を申し込んでみました。
結果から言うと、現在住んでいるマンションがNURO光を利用するためには適しておらず、NURO光は断念ということになりました。
NURO光:お申込みからキャンセルまでの顛末
それが判明したのは、申し込みしてから約2ヶ月後。
タイムライン的にはこんな感じです。
- 10月中旬
- Nuro光に申込み(Web)。
- 11月初旬に宅内工事を予約。
- すぐに工事あたり管理会社や管理組合の許可取得が必要と判明。
(申し込みページにちゃんと書いておけよ、という感じです) - 宅内工事を一旦キャンセル。
- 10月下旬
- マンションの管理会社や管理組合に工事の許可交渉開始。
(何度かやり取りして結果的に12月上旬に許可いただく) - 11月中旬
- Nuroから「工事予約されていないが、キャンセルでいいのか?」という通知が来る(メールと郵便)。サポートセンターにTELして、工事許可の交渉中であることを伝える。
- 12月上旬
- 工事許可がおりたので、改めて宅内工事の予約。
- 工事可能日は「12月中旬〜」で、その中で最短を選択。
- 12月中旬
- Nuroから派遣された工事業者が来る。
- 工事の許可が必要ないレベルでの作業内容。家の電話配線を確認して、配管がないのでケーブルを設置できない、とのこと。10分程度終了。
(もう少し努力してもいいでのは?) - 結果的に、Nuro光が使えないことが判明。
- Nuro光をキャンセル。
申し込みしてから2ヶ月。
その間に、マンションの管理会社や管理組合にネット開設工事の許可をもらう交渉したり、いろいろと手間がかかっています。
今から思えば、工事の許可を取らずに、11月初旬の宅内工事で、現場調査だけさせればよかったのではないかと思います。
失われた時間がもったいない。
悪評がいろいろとあるNURO光
ネットで検索すると、NURO光の対応の悪さが、いろいろとあるんだなぁとわかります。
たとえば、
- サポートセンター対応の悪さ。
- サポートセンターの電話がつながらない。(電話番号もよく調べないとでてこないとか)
- 販売店(代理店)での説明と実情の違い。
- 工事日数がかかりすぎ、開通まで相当の時間がかかる。
(6ヶ月かかったという人も!) - 家の壁に穴を開けて回線を通したけど、結局使えなかった。
- (時間帯によっては)ネットの速度が思ったよりも早くない。
などなど、いろいろな事象が見つかります。
2000年代にADSLモデムを配っていたパラソル部隊の会社を思い出します。
あの会社も、当初はサポートセンターに電話でなかなかつながりませんでした。
「Webから問い合わせしてください」という代替案内があるものの、そのネットが使えないからTELで問い合わせしている、という悪循環に陥ったことがあります。
ハインリッヒの法則:不満の多さはNURO光大惨事が起こる兆候?
飛行機事故の発生とかでは「ハインリッヒの法則」というのがあり、
ハインリッヒの法則は、労働災害における経験則の一つである。
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する。
というものです。
簡単に言えば、重大な事故には、その兆候として細かいミスが頻発しているということです。
統計学的な確率論に関係しているので、事故だけでなく、会社が起こす不祥事等にも当てはめることができると思います。
ネットで散見されるNURO光の評価を見ると、そのような何かが起こるような雰囲気を感じます。
NURO光の良い点って何だろう?
現在、NURO光は、ネット等に広告露出が過多で、「ネット速度が高速」(あとキャッシュバックあるよ)ということを謳っています。
私が、今回利用を申し込んだ動機は、まさにその回線の速さです。
メールサービスやWeb関連は、他で使っているのがあるので、基本的には、インターネットにつながればよくて、どうせつなげるのであれば、早いほうがいいだろう、という理由です。
しかし、それ以外で、たとえば「運営がソニー関連会社」「オプションがある」とかは、あまり重要でなかったりします。結果的にそれしか利点はない。
回線速度が今は高速でも、日進月歩で、すぐに高速化する新しい技術が普及し、別の提供会社が現れたりします。
冷静になってみると、今後はどうなるのだろうということを心配してしまいます。
とはいえ、光ケーブルで使いたかったなぁー。