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株式会社コシダカホールディングスの「株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)」とは?

株式会社コシダカホールディングスの「 子会社株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)」について調べてみました。

 

コシダカホールディングスの「株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)」とは?

 

 

コシダカホールディングスの「 子会社株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)」?

先日、株式会社コシダカホールディングスの「 子会社株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)」という開示を目にし、何だろうと思い、資料を深く見てしまいました。

 

 

子会社株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)とは? 

株式会社コシダカホールディングスの株主に、100%保有の子会社である株式会社カーブスホールディングスの株式が付与されるということ。それにともない、株式会社カーブスホールディングスは株式会社コシダカホールディングスの子会社でなくなるというもの。

普通、配当は金銭が一般的ですが、今回は金銭ではなく、株式による配当なので、現物配当と呼ばるわけです。

なお、現段階では、株式会社コシダカホールディングスは上場会社で、その子会社である株式会社カーブスホールディングスは非上場会社ですが、株式会社カーブスホールディングスは2020年3月2日に株式上場されます。

 

 

株式会社コシダカホールディングスの事業内容

現在、株式会社コシダカホールディングスにはカラオケ事業があり、子会社の株式会社カーブスホールディングスでは女性向けスポーツ事業が存在している状態です。

直近の2019年8月期の業績を見ると、

売上高は、

  • カラオケ事業:357億円(前年比:11.9%増)
  • カーブス事業:280億円(前年比:0.4%増)

 

利益では、

  • カラオケ事業:45億円(前年比:43.3%増)
  • カーブス事業:56億円(前年比:6.3%増)

 

利益率ではカーブス事業が親会社を上回っていますが、伸び率で見ると鈍化しているように見えます。

 

 

業績のよい部分だけ切り出し?

「カーブス事業の分離により、カラオケ事業部門に健全な危機意識が醸成される」ということが表記されています。

最初、業績を見ずに、この文章を見た限りでは、カラオケ事業の業績が悪いから、カーブスが独立したがっているのかな、と思いました。

しかし、業績の中身をみると、カラオケ事業の方が伸び代がありそうで、カーブスは海外展開とかは別にして、国内ではもうアッパーなので、売れるうちに事業を換金してしまおう、ということでしょうか。

 

 

日本では初めてのスピンオフによる事業再編

しかし、よく調べると、裏に深い理由がありました。

これは、「日本では初めてのスピンオフによる事業再編」だったのです。

www.meti.go.jp

 

この「産業競争⼒強化法に基づくカラオケ事業に関する事業再編計画」の一環で、カラオケ事業のみの単一事業にする必要があり、カーブスを切り離したんですね。

 

 



経営とは、9割はずっと平坦で地道なものです。そして我慢しているとある時ボーンと跳ねるタイミングが来る。そのチャンスを待てるかどうかだと思います。
by 腰髙 博

 



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