今回は「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」について見てみます。
SDGsには17の目標が定められています。
その一つである「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」について見てみます。
SDGs 目標 17 持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する
国連の文章によれば、
- 2014 年の政府開発援助(ODA)総額は 1,352 億ドルと、過去最高の水準を記録しました。
- 先進国は、開発途上国からの輸入品の 79%に関税をかけていません。
- 開発途上国の債務負担は、輸出収入の 3%程度で安定しています。
- アフリカのインターネット利用者は、過去 4 年間でほぼ 2 倍に増えました。
- 世界の若者の 30%は、オンライン歴 5 年以上の「デジタル・ネイティブ」です。
- しかし、40 億人以上がインターネットを利用できておらず、しかもその 90%は開発途上地域に暮らしています。
上記のような状況に対して、「民間資金の変革力を持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて動員、活用、解放するための緊急行動」が求められています。
各企業における「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」の取り組み事例
大日本住友製薬株式会社
- 持続可能な開発をめざした多様なパートナーシップ活動
- 産官学連携による研究開発(アカデミア、ベンチャー企業、AMED、GHIT-Fundなど)
- Access Accelerated
- IFPMA
- JPMA(日本製薬工業協会)
- People's Hope Japan
- CDP
- TABLE FOR TWO
- Future Code
- Malaria No More Japan など
東京海上ホールディングス株式会社
- ジュネーブ協会等の気候変動マルチステークホルダー・ダイアログ
NECネッツエスアイ株式会社
- CSRに関する全ての領域においてパートナーシップをベースに、取り組みを進めています。
川崎重工業株式会社
カワサキワールドの運営
ヴィッセル神戸スポンサー
かかみがはら航空宇宙博物館「飛燕」展示支援
地域スポーツ活動支援(ホッケーなど)
各種地域社会イベントへの参加・協賛
Kawasaki Good Times Foundation
調べてみて:「外部との連携」
この「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」の目的自体は、「各国政府と民間セクター、市民社会のパートナーシップ」という内容です。国、企業やNPO/NGO等が連携して、社会課題を解決していくことになります。
企業での取り組みをみると、外部の団体と連携して取り組んでいるという内容がほとんどな印象です。
パートナーシップで一番大事なのは相手の求めることにしっかりと応える能力があるかどうかです。
by 小飼 雅道