今回は「目標4 質の高い教育をみんなに」について見てみます。

- SDGs 目標 4 すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
- 各企業における「目標4 質の高い教育をみんなに」の取り組み事例
- 調べてみて:社員向けの教育をあげる企業が多い
SDGsには17の目標が定められています。
その一つである「目標4 質の高い教育をみんなに」について見てみます。
SDGs 目標 4 すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
国連の文章によれば、
- 開発途上国の初等教育就学率は91%に達しましたが、まだ5,700万人の子どもが学校に通えていません。
- 学校に通えていない子どもの半数以上は、サハラ以南アフリカで暮らしています。
- 小学校就学年齢で学校に通っていない子どものおよそ50%は、紛争地域に住んでいるものと見ら れます。
- 全世界で6億1,700万人の若者が、基本的な算術と読み書きの能力を欠いています。
上記のような課題を解決するために、「十分な訓練を受けた教員の不足、校舎の劣悪な状況、農村部の 子どもに提供される機会に関連する公平性の問題」の実現に向けた取り組みが求められています。
各企業における「目標4 質の高い教育をみんなに」の取り組み事例
大日本住友製薬株式会社
- 社員食堂を通じたTABLE FOR TWOへの参加(日本:5事業所)
- 母子保健ボランティアの育成支援(カンボジア)
- 生命倫理をテーマとした出張授業の提供(日本)
- チャイルドライフスペシャリストの育成支援(日本)
- 精神疾患ピアサポート支援員の育成支援(日本)
- てんかん財団を通じた研究助成(日本)
- 「COOL CHOICE」の推進(日本)
日本航空株式会社
- 2020年度までに「空育®」参加者100万人の達成
日本郵政株式会社
- 金融教育(小学校等への出前授業、ゆうちょアイデア貯金箱コンクール)
- ラジオ体操の普及推進
ヤマハ発動機株式会社
- モーターサイクルで就労・就学を支援
- 交通安全普及活動
- モーターサイクル整備士の技術向上
- 日本式ものづくり学校で技能育成
- クリーンウォーターシステム
- ヤマハ発動機スポーツ振興財団
三菱日立パワーシステムズ株式会社
- MHPSみらい奨学金
- MHPS硬式野球部による野球教室
- MHPSマラソン部一緒に走ろう大会
- き・ず・なカップ小学生サッカー大会
川崎重工業株式会社
- 小中学生向け実験工作教室
- カワサキワールドの運営
- Kawasaki Robostageの運営
- 各種教育イベント/プログラムへの参加
調べてみて:社員向けの教育をあげる企業が多い
この「目標4 質の高い教育をみんなに」は、読んだ感じは「途上国への教育レベルの向上」に向けた取り組みがメインだと思うのですが、途上国に関わる取り組みを行なっている企業は、かなり少ないと感じました。
一方、途上国だけでなく、日本国内や企業内の社員向けの取り組みも、この目標の対象ではあるので、それらをあげる企業が多いと感じました。
教育は人づくりという点からも社会全体が責任を持って取り組まねばならない最重要課題。
by 杉江 和男