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SDGsとは何か(その4):目標3 すべての人に健康と福祉を

今回は「目標3 すべての人に健康と福祉を」について見てみます。

 

SDGsとは何か(その4):目標3 すべての人に健康と福祉を

 

 

 

SDGsには17の目標が定められています。

その一つである「目標3 すべての人に健康と福祉を」について見てみます。

 

SDGs 目標 3 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

 国連の文章によれば、

 

小児保健

  • 1990年以来、1日当たりの子どもの死者は17,000人減少してはいるものの、毎年500万人を超える子どもが、5歳の誕生日を迎える前に命を落としています。
  • 2000年以来、はしかの予防接種でほぼ1,560万人の命が救われました。
  • 世界的な進歩にもかかわらず、サハラ以南アフリカと南アジアが子どもの死者数に占める割合は増大しています。5歳未満で死亡する子どもの5人に4人は、これら2地域で暮らしています。
  • 貧困な家庭で生まれた子どもが5歳未満で死亡する確率は、比較的裕福な家庭で生まれた子どもの約2倍に上ります。
  • 小学校しか卒業していない母親を含め、教育を受けた母親の子どもは、まったく教育を受けていない母親の子どもよりも生存する確率が高くなっています。

 

妊産婦保健

  • 妊産婦の死者数は2000年以来、37%減少しています。
  • 東アジア、北アフリカ、南アジアでは、妊産婦の死者数がほぼ3分の2減少しました。
  • しかし、開発途上地域の妊産婦死亡率(出生数に対する妊産婦死者数の比率)は、依然として先進地域の14倍に上ります。
  • 産前ケアを受ける女性の数が増えています。開発途上地域では、産前ケア受診率が1990年の65%から2012年の83%へと上昇しました。
  • 開発途上地域では、推奨される医療を受けられる女性が全体の半分にすぎません。
  • ほとんどの開発途上地域では、十代の出産件数が減少しているものの、改善のペースは鈍ってきています。2000年代には、1990年代に見られたような避妊具使用の急速な拡大が見られていません。
  • より多くの女性が徐々に、家族計画の必要性を満たせるようになってきましたが、その需要は急激に拡大しています。

 

HIV/エイズ、マラリアその他の疾病

  • 2017年の時点で、全世界のHIV感染者は3,690万人に上ります。
  • 2017年の時点で、2,170万人が抗レトロウイルス療法を受けています。
  • 2017年には、新たに180万人がHIVに感染しました。
  • 2017年には、エイズ関連の疾病で94万人が死亡しています。
  • エイズの蔓延が始まって以来、7,730万人がHIVに感染しています。
  • エイズの蔓延が始まって以来、エイズ関連の疾病で3,540万人が死亡しています。
  • 結核は依然として、HIV感染者の最も大きな死因となっており、エイズ関連の死者の約3人の1人を占めています。
  • 全世界で、思春期の女児と若い女性はジェンダーに基づく差別や排除、差別、暴力に直面しているため、HIV感染のリスクが高まっています。
  • HIVは全世界の再生産年齢の女性にとって、主な死因となっています。
  • エイズはアフリカで、思春期の子ども(10~19歳)の主な死因となっているほか、全世界で見ても、思春期の子どもの2番目に大きな死因となっています。
  • 2000年から2015年にかけて、サハラ以南アフリカの5歳未満児をはじめとする620万人以上が、マラリアによる死を免れました。全世界のマラリア罹患率は37%、死亡率は58%、それぞれ低下したと見られています。

 

上記のような課題を解決するために、「多種多様な健康問題の解決、福祉レベルの向上」の実現に向けた取り組みが求められています。

 

 

各企業における「目標3 すべての人に健康と福祉を」の取り組み事例

味の素株式会社

  1. 栄養があり、保存性が高く、廉価で入手できるなどの特長を持つ食材・食品を世界規模で展開・普及させることで、開発途上国の弱者・貧困層(とりわけ5歳以下の乳幼児や不利な立場に置かれがちな女児・妊産婦など)の栄養状態を改善し、健やかな成長につなげてほしい
  2. アミノ酸をはじめとする機能性食品の研究開発を通じて、特に高齢者の栄養問題への取り組みに期待する

 

住友化学株式会社

  1. 健康・農業関連事業部門:自社研究開発力を基盤に、世界の食糧、健康・衛生、環境問題の解決に貢献します。
  2. 医薬品部門:研究開発を基盤とした創薬により、人々のQoL向上に貢献します。
  3. 「オリセット®ネット」を通じた支援

 

コマニー株式会社

  1. カンボジアへ図書館を寄贈
  2. カンボジア井戸掘り支援

  

サラヤ株式会社

  1. 途上国の妊産婦を支援「ホワイトリボン」
  2. セーブ・ザ・チルドレンをサポート
  3. 糖尿病と闘うブルーサークル運動
  4. 乳がんの早期発見を支援「ピンクリボン運動」

 

日本郵政株式会社

  1. 郵便局のみまもりサービスの拡大

 

薬樹株式会

  1. 健ナビ(薬×栄養×運動)

 

 大日本住友製薬株式会社

  1. 医薬品事業(精神神経、がん、再生・細胞医薬、難病・希少疾患など)への取り組み、フロンティア領域への挑戦
  2. 薬剤耐性菌(AMR)への取り組み
  3. GHIT-Fundへの参画を通じた、マラリアをはじめとする感染症治療薬開発の取り組み
  4. Access Acceleratedへの参画を通じた、途上国における非感染性疾患への取り組み
  5. くすり情報センターの運営(日本
  6. 健康常備学の配信、医療情報サイトの運営(日本)
  7. 母子保健ボランティアの育成支援(カンボジア)
  8. チャイルドライフスペシャリストの育成支援(日本)
  9. 精神疾患ピアサポート支援員の育成支援(日本)
  10. 健康経営(従業員の健康、メンタルヘルスの推進)(日本)

 

東京海上ホールディングス株式会社

  1. 交通事故の防止
  2. 感染症・非感染症の予防と補償
  3. 質の高い保険サービス
  4. 健康危険因子の早期警告

  

グンゼ株式会社

  1. 再生医療の足場となる吸収性材料を中心に医療機器を展開
  2. 衣療(セルフケア)・未病(健康寿命延伸)への取り組みで健康で豊かなライフスタイルを創造

 

株式会社マンダム

  1. マンダムインドネシアにて、アメリカ労働安全衛生基準(2017年5月)とインドネシアの安全規格(2017年7月)を取得。
  2. 全社労働安全衛生方針の原案を作成。職場巡視による改善活動と労働時間管理の社内共有により、従業員の安全と健康、快適な職場環境の確保にむけた活動を継続。

 

株式会社名古屋銀行

  1. 藤田保健衛生大学との連携
  2. 「名古屋銀行先進医療費ローン」
  3. セコム医療システム株式会社との業務提携
  4. 医療機関・介護事業者向け融資商品「もっと医療、じもと介護」と「めいぎん成長分野応援団」
  5. ピンクリボン活動
  6. ヘルプマーク普及パートナーシップ登録
  7. 認知症サポーター養成。

 

 

調べてみて:この対応を進めている企業は少ない

この「目標3 すべての人に健康と福祉を」は、「すべての人」とあり、内容からして途上国の人々を想像してしまいますが、企業によって、このターゲットが異なることがわかりました。

  • 社員の健康
  • 職場の福祉レベルの向上
  • お客様
  • 国内の人間:高齢者や障害者など
  • 社会的弱者

など、誰にターゲットにするかで、取り組みが異なってきます。

前の「目標1 貧困をなくそう」「目標2 飢餓をゼロに」と比べると、比較的取り組みやすい課題と感じました。

 

 



将来のビジネスリーダーは利益を追求しながら、エネルギー問題や医療福祉問題など、社会の抱える難題を解決する必要があります。
by ジェフリー・イメル

 



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