今回は、「目標1 貧困をなくそう」について見てみます。
SDGsには17の目標が定められています。
その一つである「目標1 貧困をなくそう」について見てみます。
SDGs 目標 1 あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
国連の文章によれば、
- 1日1ドル90セントという国際貧困ライン未満で暮らす人々は、7億8,300万人に上ります。
- 2016年の時点で、全世界の労働者のほぼ10%は1日1人1ドル90セント未満の所得で家族と暮らしています。
- 全世界の25歳から34歳の年齢層で、極度の貧困の中で暮らす人々は、男性100人当たり女性122人となっています。
- 極度の貧困の中で暮らす人々のほとんどが2つの地域に集中しています。南アジアとサハラ以南アフリカです。
- 脆弱で紛争の影響を受ける小さな国々では、貧困率がしばしば高くなっています。
- 全世界で5歳未満の子どもの4人に1人が、年齢に見合う身長に達していません。
- 2016年の時点で、少なくとも1件の社会保障現金給付を実効的に受給できる人々は、世界人口のわずか45%にとどまっています。
- 2017年には、米国とカリブ海を襲った3つの大型ハリケーンによるものを含め、災害による経済的損失が3,000億ドルを超えたものと見られています。
という状況が世界で起きています。
このような世界各地で起きている貧困状態を解消しましょうというのが目標1です。
各企業における「目標1 貧困をなくそう」の取り組み事例
アスクル株式会社
- 開発途上国への学用品寄贈
- レインフォレスト・アライアンス認証農園コーヒー
- 「1box for 2trees」の取り組み【木の畑】
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
- 長く不利な立場におかれてきた人々の就業を支援するNGOを継続的に支援(南アフリカ)
ヤマハ発動機株式会社
- モーターサイクルで就労・就学を支援
大日本住友製薬株式会社
- 社員食堂を通じたTABLE FOR TWOへの参加(日本:5事業所)
- ハイチ大地震の被災地における食糧支援(ハイチ)
- 東日本大震災被災地の貧困家庭への支援(宮城県石巻市)
- 東日本大震災被災地のこども食堂への支援(宮城県石巻市)
西日本電信電話株式会社
- エコキャップ回収、日本ユニセフへの寄付
- フードバンク協力活動
キユーピー株式会社
- 食を通じて課題解決に取り組む団体を支援
- 乳幼児をもつご家族の不安と負担を軽減
株式会社ファンケル
- ファンケル キッズベースボールをペルーで開催
- 世界の子どもたちの未来を応援
パナソニック株式会社
- ソーラーランタン10万台プロジェクト / 無電化ソリューションプロジェクト / みんなで“AKARI"アクション(太陽光発電による途上国の社会課題解決支援)
- Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs(貧困解消を目指す団体への組織基盤強化支援)
調べてみて:この対応を進めている企業は少ない
この「目標1 貧困をなくそう」は、主に「貧困」「食料支援」「途上国」といったテーマで、大企業やCSR等を積極的に行なっている企業の取り組み事例を見ていても、この目標での取り組みはかなり少ないように感じます。
これからでしょうかね。
貧困をつくるのは神ではなく、私たち人間です。なぜなら私たちが分かち合わないからです。
by マザー・テレサ