新任取締役の経営手帳

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メルカリ上場:時価総額4,000億円超

 

メルカリが2018年6月に上場します。

 

 

 

公開時の時価総額4,000億円超の「メルカリ」の上場

今月、2018年6月に、フリマアプリ運営の「メルカリ」が上場します。

6月11日に公開価格が一株3,000円に決定し、公開時の時価総額は4,000億円を越えることになります。

 

ベンチャーで、これほどの時価総額のある企業のIPOは、大変ワクワクします。

 今まで「IPOゴール」テーマの記事でも触れましたが、時価総額が数十億円ぐらいで上場されている企業ですと、資金調達できる金額も少なく、上場した後の成長余地というのは限られていることが多いです。(創業者・経営者自身がIPOしたあとは終わりと捉えている、気持ちの問題もあるのかもしれません。)

一方、数千億円の企業価値ですと、それなりの金額の資金調達ができ、今後の成長を期待できます。

   

 

ユニコーン企業

ベンチャーには「ユニコーン企業」と呼ばれる企業があります。

ユニコーン企業:創業10年以内の企業で、企業としての評価額が10億ドル(約1000億円)以上で、非上場のベンチャー企業を指す。「うわさは聞くが、だれも見たことがない」という、ギリシャ神話に出てくる伝説の一角獣の名前に例えられる。

ユニコーン企業は、日本よりも、米国に多く存在します(「多く」といっても、それほど多いわけではないですが。)。アメリカのFacebook、Twitter、ウーバー(Uber)、エアビーアンドビー(Airbnb)、 ピンタレスト(Pinterest)、ドロップボックス(Dropbox)といった企業です。

日本でも、創業歴が長く、オールドエコノミー系の会社ならば、企業価値が1,000億円以上ということはありえますが、創業して数年のベンチャーでこれほどの時価総額となると、よほどの可能性が秘めていることになります。

ITのフィールドですと、日本発の企業は、言語の問題・生活慣習の違いか、どうしても米国発の企業ような、世界的なサービスに発展することはマレです。

 

そういう中で、今回の「メルカリ」の上場というのは、世界に挑める日本企業が久しぶりの登場で、今後の展開を期待したいところです。

 

 



アメリカの多様な人種の中で受け入れられるサービスをつくれば、世界のどこででも通用します。
by 山田 進太郎

 

 


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