このサイトの訪問者はYahoo!での検索で来られる方が多いという話についてです。
- このサイトの読者様像
- 「Yahoo!派?」「Google派?」
- 会社のエライ人にYahoo!ユーザーが多い?
- 日本人が好きなYahoo!
- Yahoo!のディレクトリ型検索サービスが2018年3月で終了へ
このサイトを開設してから約1年半が経ちました。
1週間に1記事を投稿して、記事数が徐々に増えていくにつれて、最初は日に数人ぐらいだった訪問者が、最近では毎月5,000名ほどの方に見ていただく状態になりました。
今回は、このサイトのアクセス状況を見て、気付いた点などを紹介したいと思います。
このサイトの読者様像
このサイトのアクセス状況を、他で管理しているサイトと比較してみると、
- 平日は多く、休日は少ない
- 朝9時から夕方5時でのアクセスが多い。夜や朝は少ない
- 滞在時間が長い(平均5分前後)
- スマホよりもPC/タブレットで閲覧が多い(PC7:スマホ3ぐらいの比率)
- GoogleよりもYahoo!からの流入が多い
という特徴が見えてきました。
このサイトの記事テーマからすると、会社におられるときに、ご覧いただいている方が多いのかなと思います。
「Yahoo!派?」「Google派?」
上の特徴でとくに気になったのは「GoogleよりもYahoo!からの流入が多い」という点。
Yahoo!Japanの媒体データによると、パソコンでのYahoo!利用者は、
- ユーザー数:約3,300万人
- 性別:男7 女3
- 年代:40代-60代で7割
という状況のようです。
この結果を見ると、このサイトの読者像に近いような気がします。
私自身は、Yahoo!では検索以外のコンテンツ/サービスを利用することはありますが、Yahoo!で検索することほとんどなく、ほとんどGoogleで検索してしまっています。
現在のYahoo!とGoogleの検索エンジンは、中身が一緒なので、検索結果はだいたい一緒のものが表示されると言われています。
Yahoo!は、検索結果以外に画面に表示される内容がうるさく、それが嫌で、検索結果(と若干の広告)しか表示されないGoogleを使っています。
会社のエライ人にYahoo!ユーザーが多い?
昔勤めていた会社で、リスティング広告(検索連動型広告)を出稿しようという話がありました。
そのとき「GoogleとYahoo!か、どちらに広告を出すか」という検討の場で、当時の上司は、日頃からYahoo!の検索を使われているからでしょうか、
検索といえばYahoo!でしょう
と力強く言われ、鶴の一声で決まったのを思い出します。
さきほどの、Yahoo!Japanの媒体データと合わせて想像してみると、当時の上司に限らず、会社の部長や役員クラスの人に、インターネットの入り口がYahoo!という人が多いような気がします。
日本人が好きなYahoo!
Yahoo!の生まれた本国アメリカでは、Yahoo!の事業がうまくいかずに、何度か再起を図ろうとしたものの、その事業は売却されてしまいましたが、独自の進化をした日本のYahoo!は、かなり順調です。
ポータルサイトという名の通り、Yahoo!のサイトに行けば、ネット上の各種コンテンツ・サービスなどにほとんどアクセスできます。
そういう点では、日本のインターネット黎明期に、独自のポジションを確立できたので、その後、Yahoo!以外でさまざまなWebサービスが生まれても、根強いユーザーがいて、圧倒的な安定感を感じます。
Yahoo!のディレクトリ型検索サービスが2018年3月で終了へ
ちなみに、Yahoo!話題で、2018年3月に、
“ディレクトリ型検索”サービスとして同社創業当時より提供してきた「Yahoo!カテゴリ」を、2018年3月29日で提供終了する。
という出来事があったようです。
昔のYahoo!は「ディレクトリ型検索」という形式で、人間(Yahoo!社内にいるネットサーファー)が各サイトを見て、データベースに登録していき、検索ができる仕組みでした。その当時は、ロボットによるWeb検索の精度がそれほど高くなく、人間で探して登録した内容の方が精度がよかった時代です。
その後、Googleを始めとするウェブクロール型の精度があがり、サイトの重要性などをシステム的に認識できるようになり、人手を介さないロボット型探索が、検索エンジンの主流になっています。
1990年代と比べると、Webを簡単に作ることができる環境が進み、サイト数が爆発的に増えて、人手で行うことの限界なので、当然の流れと言えるかもしれません。
最近、「AI」「RPA(ロボットによる業務自動化)」といったキーワードがメディア等での登場頻度が高いように、人手による作業から自動業務へという流れが、今後もっと進んでいくように感じます。
そのうち、こういうサイトでの記事作成も、ロボットによる自動化がされてきたりして。
ソフトバンクの孫(正義)さんが、ヤフーの前社長に井上(雅博)さんを選んだ理由を「あいつが一番メールの返事が早いからだ」と言ったのをよく覚えています。
by 川邊 健太郎