2017年10月22日に行われる衆議院選挙に関して、「企業」 の事業環境に関わる、各党の政党・マニフェストを調べてみました。
衆議院選挙の選挙日が2017年10月22日に行われます。
私個人的には支持政党というのはなく、どの政党・候補者に投票すればいいのか、、というのは毎回の選挙で悩みます。
各党の<企業関連>の政策・マニフェスト比較
各党のWebサイトより、企業経営に影響がありそうな政策・マニフェスト を抽出してみました。
政党 | 主な公約内容 | 備考 |
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日本共産党 |
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希望の党 |
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幸福実現党 |
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社会民主党 |
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日本のこころ |
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「経済の成長戦略を推進」という目標はあるものの具体的な政策案はなし |
立憲民主党 |
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公明党 |
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自由民主党 |
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日本維新の会 |
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支持政党なし |
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党としての公約はなし |
上記以外の政策・マニフェストの詳細は、以下の各党のオフィシャル・ページで確認できます。
日本共産党のWebサイト
希望の党のWebサイト
幸福実現党のWebサイト
【衆院選2017】幸福実現党特設公式サイト | 幸福実現党 - The Happiness Realization Party
社会民主党のWebサイト
日本のこころのWebサイト
立憲民主党のWebサイト
公明党のWebサイト
自由民主党のWebサイト
2017年 衆院選特設サイト|「この国を、守り抜く。」自由民主党
日本維新の会のWebサイト
支持政党なしのWebサイト
ところで、各党の政策・マニフェストを見ていると、
- 大企業にいじめられている中小企業
- 大企業から虐待をうけている従業員
というような「大企業・悪」の視点を感じさせるものもあります。まるで「勧善懲悪」「仮想敵国」のように、有権者の印象を集めたいような感じです。
資本主義の国では、競争原理が起こることで、商品・サービスの向上、価格の低下などが進むという仕組みなのですが、「みんなハッピー」を目的にすると、社会主義にでもならないと難しいような気がします。
消費税10%増税の賛成・反対
消費税の増税により、消費需要の冷え込みが気になるところです。
企業の場合、前回の消費税5%から8%への増税の時に外税に改めたりしていますが、価格転嫁対応が必要となります。
消費税増税推進 |
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消費税増税反対 |
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その他 |
消費税増税凍結
消費税減税
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「消費税増税凍結」というのは、一見すると「賛成」なのか「反対」なのか、なんだかはっきりしません。文意を読むと「延期」なので、「賛成」に近いことがわかります。うまい表現方法だなと思います。
どうなる「内部留保課税」
希望の党が、企業の内部留保に対して課税する、というような考えを示しています。
先日に「内部留保」に対する誤解についてまとめましたが、
「内部留保がある = 現金が貯まっている」
というように見えてしまうようです。
数年前の「外形標準課税」のように、むりくり課税が始まってしまうかもしれません。
結局どの党が企業フレンドリー?
政策を提言だけして、実行されないということもありますので、なかなかこれだけで判断するというのも難しいわけですが、結局どの党に投票すればいいのでしょうか?
- 強引な点や密室会議はあるにしても、株高や景気浮揚を実現した現与党である「自由民主党」「公明党」
- 「打倒・安倍政権」を目論む「希望の党」「日本維新の会」
- 政治の原点に戻ろうとしている「立憲民主党」
- 既存制度を変えるかもしれない「日本共産党」「社会民主党」
- 未知数な「幸福実現党」「日本のこころ」「支持政党なし」
*この記事は、個人的な見解を述べたものので、特定の党を推奨・勧誘するものではなく、投票はご自身の判断において行われるようお願いいたします。
次の選挙を考えるのは政治屋。 次の社会を考えるのが政治家。
by ウィンストン・チャーチル